
ウォークマン(Walkman)は1979年にソニーが発売した携帯型音楽プレーヤーです。
ポータブルカセットプレーヤーは全てウォークマンと思いがちですが、SONYから出ているシリーズ名になります。当初はカセットテープを再生する「ポータブルカセットプレーヤー」でしたが、のちに時代の流れに合わせてCD・MD・MP3、そしてデジタルハイレゾ対応モデルへと進化しました。
長い歴史のあるウォークマンを紐解いていきます
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🕰️ 時代ごとの進化
① 初期(1979〜1984年)
代表モデル:TPS-L2(初代)
• 世界初のステレオポータブルカセットプレーヤー
• 青と銀のメタルボディで、軽量かつスタイリッシュ
• イヤホンを2人で聴ける「2つのヘッドホン端子」や「ホットライン機能」搭載
• 「いつでもどこでも音楽を」というコンセプトが世界に広まる
DDシリーズ(Direct Drive)1982〜1985年
“DD”とは カセットの回転軸をモーターで直接駆動する構造 のこと
従来のウォークマンはベルト駆動ですが、DD機構ではベルトを廃し、回転ムラが少なく、メカノイズが少ない、高音質で安定したテープ走行を実現しました。
この方式は、ソニーがウォークマンの「高音質モデル」として採用し、オーディオファンの間で非常に高く評価されています。
🎵 ここから「音楽を持ち歩く」文化が始まりました。
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② 成熟期(1985〜1990年代)
代表モデル:WM-2、WM-20、WM-EXシリーズなど
• カセットテープの高音質化(Dolby B/C対応、メタルテープ対応)
• さらに小型・軽量化。デザインも多彩
• アルミボディやスライド式オープン機構など、工業デザインとしても高評価
• 海外では「ウォークマン」が一般名詞化
📻 この時期、世界中の若者のファッションアイコンにもなりました。
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③ MDウォークマン時代(1992〜2000年代前半)
代表モデル:MZ-1、MZ-R50、MZ-E10など
• MiniDisc(MD)という光ディスクを採用
• 録音・編集が簡単で、音質も良好
• カセットよりも軽く、デジタルならではの操作感
• 録音用(R)と再生専用(E)モデルがありました
💽 90年代の学生や通勤通学者の定番アイテムになりました。
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④ デジタルウォークマン(2000年代〜)
代表モデル:NW-E、NW-S、NW-Aシリーズ
• MP3やATRAC(ソニー独自フォーマット)対応
• PCで音楽を転送するスタイルへ
• 後にBluetoothやノイズキャンセリング機能も搭載
📱 iPodの登場後も「音質重視」で独自路線を維持
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⑤ ハイレゾ&Androidウォークマン(2010年代〜現在)
代表モデル:NW-ZX、NW-WM1シリーズ、NW-A300シリーズなど
• ハイレゾ音源対応、高級DAC・アンプを内蔵
• Android搭載でSpotifyなどのストリーミングも可能
• 音質にこだわる“ポータブルオーディオファン”に根強い人気
🎶 もはや「音楽体験装置」として進化しました。
🧭 ウォークマンの文化的意義
①「音楽を持ち歩く」という発想を世界に広める立役者
②ファッション・映画・広告にも多く登場
③英語辞書にも “walkman” が掲載されるほどの社会現象に
④現在も「ウォークマン=高音質で聴く喜び」というブランドイメージを維持し続けている
🌟 豆知識
初代ウォークマン(TPS-L2)は映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも登場し、再評価されました。
ソニーは今でも「ウォークマン」という名前を使い続けています。
カセットウォークマンの最終モデルは WM-EX677(2010年頃)
以下は当社でお買取りさせて頂いたウォークマンです。
動作品、ジャンク品など様々ありますが、基本的にお買取り可能です。


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